maximam271828’s diary

あなたの人生に少しの砂利を

エセ欧米化

 皆さんがよく使う・よく聞く言葉は次のうちどれだろうか。

どれも我が物顔で自称リーダーや意識高い系の痛い人がよく口にするイメージである。

多様性

 皆さんはこの言葉を聞いてどんな場面を思い浮かべるだろうか、私は寮に所属していたときの会議の際、何度注意しても遅れてくるT大生がいたのだが、その人はこう言った。「時間を守ることを大切にする価値観はお前の勝手やけど、俺は自分の時間を大事にする方が大事やねん。」と。私は面白いやつやな。と思った。私はそんなに優しくはないので、彼が社会に出るまでにその社会一般的にはまだ通用しない”価値観”を直してあげようとは思わず、3回目の注意以降放っておいたが、ある会議の日、普段おとなしい同期の人が「多様性と未熟さは違う。」と言い、この言葉は今世紀最大の発見となった。このフィクションにおける価値観だけでなく、普段、皆さんはこのT大生のように自分の価値観を相対化せず、わがままになっていないだろうか。コロナの蔓延を追い風として飲み会廃止論を唱えてみたり、みだりに”喋りかけられない美容院”に高評価を押したりしていないだろうか。自身の信念なのか、単なる甘えなのか、一旦立ち止まって考えてみてもバチは当たらない。

 この”多様性”がよく言われるようになったのは2000年に入ってからだと思う。というか2000年生まれなのでそれ以降のことしか知らない。が、おそらく、同性婚性的少数者についての事案が増えたことによる影響が大きだろう。これに限らず、自身が枠にきっちりと収まらないとき、あなたは新たな枠組みに妥協していないだろうか。日本社会の長いものには巻かれる文化に甘えて、現実から逃げていないだろうか。確固たる信念、軸があれば枠組み自体必要ないというのは私の傲慢さ故だろうか?今一度自分に問い直してほしいものである。

個人主義

 多様性の内容に被る部分もあるが、これに当てはまる例として、”仲間意識の欠如”があるような気がする。例えば、上司が「君、この時間に今日の仕事が終わっているのだったら、できるところまででいいからこの仕事もやってくれないか。できるだけ早く完成させてほしいんだけど、どうせ明日することになるし。」と言われたとする。

ケース1

「私の今日の仕事は決まっており、明日の仕事は明日します。」

ケース2

「わかりました。」と言って帰宅時間まで仕事を行い80%完成し、あと1時間あれば終わるがやらずに帰る。

ケース3

1時間残業になるが、完成させて帰る。

ケース4

月給制でボーナスの査定に対して関係ないから上司に上記のことを言われることを見越して帰宅時間ちょうどに今日の分の仕事を終わらせるようにする。

ケース5

サービス残業する。

社会経験の乏しい私はこのくらいの場合分けしかできないのであるが、昨今の情勢的にケース5はを選択する人はいないと考えてもいいですか笑。ぶっちゃけ状況によるというのが答えではあると思うが、父の愚痴を聞いていると、ケース4はかなり少なく、ケース1が多くなっているらしい。もちろん残業させない方針の会社であれば管理責任が問われるため、上司が許さないことは多いが、ケース1はどうなのだろう。どれだけ大量に仕事をこなす能力があったとしても、現在の日本企業ではボーナスもたかが知れているし、ワークライフバランスを重要視したいなどと戯言を吐く新入社員も増えているのだろうが、”将来の自分への投資”であったり、”自分が働くのは会社の利益のため”のような考え方はないのだろうか。エスカレートしたらブラックになるというしょうもないツッコミはやめていただきたい。勝者の理論かもしれないが、”ブラック”であることを理由に会社を離れる人はえてして能力が低い場合が多いと、信用できる情報筋の人が言っていた。社会人経験が少なくてもそのくらいは私にもわかる。某米国が個人主義で成り立っているのは”働く”だけでなく、利益を生み出したことにお金をもらえるからではないか。日本のように”ポテンシャル採用”でなく、技術、知識、人脈に対して。つまり”個人”として社員を評価しているわけであり、日本はホットケーキを構成する1粒子としてしか個人を見ていないわけで、まったく違う性質の考え方を社会に出たばかりのひよっこが鬼の首をとったような顔で主張するのはおかしいと思う(私も気をつけなければ..)。

ブレインストーミング

 でました。私は高校の情報の授業で初めて教えられ、その後インターンでの会議などで行われることが多かったが。無理無理!皆さん。自信が置かれている環境について考えてないもの。これは結構断言できるかもしれない。インターン先に某K大出身者とかT大出身者の方が多くいたが、気持ちばかりの週次のブレインストーミングの時間で髪を切った話しかしていない。無理なのだ。目的を理解していないし、それを達成する能力も今の日本社会では育たないのだ。同じ立場の他者から反対意見をリアルタイムで面と向かって言われる経験を全くしていないのだ。大学の授業でもオンデマンドの方がよっぽどマシな一方通行の対面授業ばかり、先は長いぞ。という意見も否定しないでください。ブレインストーミングというテーマなのでww。

レディーファースト

 この言葉は奇しくも多様性、女性の社会進出の話題の”せい”で聞かなくなってきましたなぁ。小学校の時に同級生の女性にこの言葉を言われた際、「じゃあ、今すぐ淑女になれや。まぁ淑女はそんなこと言わんやろけどな。」と言ったのが懐かしい..若気の至りですが。私のブログを読んでいただいている人はご存知の通り、”弾除け”ですね。女性が男性の前に例えば建物に入る際、中にいる不成者から襲撃を受けた際、身代わりになるというような。現代風にいうと”女性蔑視的”な表現をあたかも特権のようにして使っていたんですな〜。オモロっ!

マイノリティの尊重

 皆さん触れることを避けてきたがゆえに、今多くの問題が起こっている。集団強姦した男性が、後に心は女性と言い張り、女性刑務所に入ったり、”優先”座席をあたかも”専用”座席であるかのように振る舞ってみたり。はっきり言ってこれは私たちの親世代の負債だし、私個人はなんとかしてこの歪な状況を打破したいと考えているが、現実はそう甘くない。制度化するにはどうしても一般化が必要だからだ!というか皆が少しずつ常識に沿って配慮さえすれば一瞬で解決するのだけれども、皆さん常識ないですもんね!配慮って言葉は自信がないことに変換されますもんね!

 とか極論をほざいてきたわけだが、結論、もっと頭使った方がいいよということである。皆さんもお分かりの通り、私はこの極論を書くために”勉強はできるかもしれないが、頭の悪い”T大生、K大生しか出演させていない。頭の悪い人はこれで一般化してしまう。”塾ありき”の学歴社会と”エセ欧米化”を助長するSNSの発達のせいでどんどん頭の悪い人は増えていく。ということは頭を使える人はマイノリティになっていく。頭を使える人が勉強だけできる人に「もっと頭を使ったら?」ということが。”未熟さ”と判断される日もそう遠くない。