若気の至りを許さない社会

　今ホットな話題の一つとしてスシローペロペロ事件がある。私の友人ダニエルは、「投資家の陰謀なんじゃないのか？」だとか「結局は明文化していないところがあったのだからアメリカだったらスシローが負けるよ！」などとまたもやTwitterなどで拡散されると炎上必至のことを言っていたがこのことに関わらずSNSが普及してしまったが故の生き辛さについてダラダラとタイピングしようと思う。

　あまりこの事件について詳しく知らないのだが、

• スシローの醤油差しをぺろぺろした。
• それをSNSに投稿した。

ことが炎上している主な原因だろうか。このことに関して昔ブイブイ言わしていた感じの大人に尋ねると、たいていの人が

• 自分の時代に同じような環境だったら間違いなくやっていた。
• こういうことは自分でダメだと学んでやらないようになる。

などの意見が多かった。前者の同じ環境だったらやっていたということに関してはただ単に当時スマホがあったかなかったかの違いだろう。その人たちは皆口を揃えてスマホがあって今のようなバズることが正義という価値観の世の中であったら絶対にやっていたと言っている。後者のことも関係していることであるが、今の時代は小さな「若気の至り」が人生即終了に近いことになるという失敗をまったく持って許さない世の中になっているような気がしなくもない。

　今回のことはもちろんやった“寿司ぺろくん“は絶対に反省しないといけないが、暗黙の了解、一般常識に対する誤った信頼性が原因であるということも言えなくはない。何が言いたいかというと決してルールでがんじがらめにしろということではない。まず大人が子どもに対し的確にSNSについての教育ができる程度にはSNSについて精通しなければならないし、SNSに何でもかんでもあげてはいけないということは前提にしてある程度の過ちによって人生を終了させてしまうことのないような世の中にしたいと思う。それができれば"寿司ぺろくん“に対して今の知名度を利用してYouTubeビジネスを始めたらいいのではなどと言う脳みその溶けた“大人“が出てくることも無くなるのではないかと考える。兎にも角にもフォロワー数の多さとかでマウント取るのやめてもらっていいですか？